RobynNazt’s blog

2016年8月にネパールで起業。「機会」をテーマにウェブ開発系のことをやっています。ちなみにエンジニアではありません。今日もネパールで奮闘中!

突然ですが、帰国します

実は今日から東京に戻っています。

長期での帰国となります。

本当に急な決断です。

 

もちろんTECHRISEは続けます。

というよりむしろTECHRISEを続けるために日本に戻って来ます。

 

ネパールで自分とたけができることは限られてきました。

国外にいる方が価値を出せると感じ、二人とも帰国という決断をとりました。

 

現地ではパートナーアデッシュが筆頭でチームを取りまとめていきます。

コミュニケーションは同じ部屋にいてもSlackですることが多いので、自分たちがいてもいなくても大して変わらないという気もしませんが…笑

 

今回私個人として帰る理由としては主に二つ。

  •      オフショア案件を繋げるため
  •       自分自身がスキルをつけ、経験を積むため

あえてもう一つ理由をつけるとしたらビザですね。

一応観光用のビザで来ているんですけど、それが最大5ヶ月まで。

なので今5ヶ月全部使っちゃうより、あとのために残した方がいいわけなのです。

オフショア案件について

今まで個人づてやランサーズのようなフリーランスのサイトで案件を引っ張って来たのですが、これをいよいよ本格的に発動しようと思っています。今までは全てオンラインで成立してきた案件なので、ほとんどの場合前提として元から関係性のあった友人・知人、もしくはとにかく安い発注先を探している人たちでした。

でも実際に自分たちのサービスを使える人たちはもっといるはず。

とにかく実際に会ってニーズを聞き出し、信頼関係を作りながらサービスを展開していこうと思っています。

そしてネパールにおいて教育・雇用とでインパクトを創り出すというミッション的な部分にも共感してもらえたらなおさら最高です。

今のところはオフショアの柱として二つ:

1.  TECHRISE チーム開発

TECHRISEの選抜卒業生が手がけるMVP・プロタイプ~β版等のシンプルなアプリ開発。もちろん卒業生したての卒業生ではなく、既に経験のあるエンジニアたちと一緒になって進めていきます。 スーパージュニア+既に経験のある開発者のチームを編成することで質を担保しながら、卒業したてのジュニアが段階的に成長できるような仕組みを作っていきます。

2.  ローカルパートナー提携開発

もう一つは長年ネパールでRailsを専門に開発をしている現地ソフトウェア会社との提携による開発。みんな仕事に対して誠実で、質のいいものを届けようと精進するパッションに溢れています。経営者がとにかく意識が高く、顧客のビジネスをどう広げられるか、何をしたらもっと顧客と効率的な開発プロセスを辿れるかを考え実際に実践しています。ただ受託を請け負うのではなく、自分たちからも改善案を提案し、ビジネスの一役を担う。数少ないRailsに特化したこの会社が将来的にTECHRISE卒業生の受け皿になります。大きなプロジェクトはこの会社に委託し、日本語のコミュニケーションサポートは私たちが付けていきます。

スキル・経験について

まだまだ自分は未熟者。

これから事業を成長させるためには、自分自身の成長が必要だとひしひしと感じています。

立ち上げの部分はとにかく動き、やりながら何とか学んでいけます。でも今のところにきたら、やっぱり自分の実力の限界を感じる。

これから長期的な目線で見て、もっと上を目指すには今の自分のままでは足りません。なので営業、マーケティング、組織、経営全般的なスキルと経験を積むために東京でインターンをしようと思います。

自分をみっちり鍛え、ワンランク上を目指していけるよう頑張りたいと思っています。

 

もちろん現場から離れることの不安はあります。

そして思い出がたくさんあるだけに感慨深いし、寂しいです。


でも始めた時から私とパートナーの彼はどこかのタイミングで引かないといけないとわかっていました。

そのため最初から自分たちがいなくてもにまわる仕組みを意識してとりくんでいました。先月からは自分たちは別室で作業し、みんなはアデッシュの指揮のもとで仕事をするという体制をとっていました。

結局主役は自分たちではありませんから。


もちろん今回は思いのほか早い帰国となりました。

でもいずれかはやらないといけないことで、このために積み上げて来たので、みんなならなら大丈夫。とりあえずネパールは託します。

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これからは私たちが日本でがんばり、チームはネパールで頑張る。

プログラミングでより多くの新興国の若者に機会を。

意志を形に ー 必ず実行します。

 

またネパールに行くのは数ヶ月後。

それまでに私たち、そしてみんなが大きく飛躍できますように。

 

これからもどうか温かく見守ってください。

ブログをアップしていきますので、引き続き応援してくださると嬉しいです!

 

それではしばらくの間だけど、ネパールさようなら!

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TECHRISEチーム初のオリジナルプロダクト!アイディア思考〜ローンチまで: その2

金曜日に第二回スプリントが終了しました。ということは、プロジェクト開始からちょうど一ヶ月たったということです。


金曜日といえばランチ会。
ここ2ヶ月ほど毎週金曜は親睦を深める目的とミーティングを兼ねてランチ会をしています。スプリント終了の週には振り返りの会と次のスプリントに向けてのミーティング。その間の週にはボランティア制でちょっとしたプレゼンを行ないます。

 

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TECHRISEチーム初のオリジナルプロダクト!アイディア思考〜ローンチまで:その1

実は3週間ぐらい前からTECHRISEチーム初となるオリジナルプロダクトの開発に励んでいます。


簡単に言うとそれは誰でも無料でプログラミングが学べるプラットホームです。

どうして有料プログラミング教育サービスを既に提供しているのにあえて無料にするのか。
やっぱり元々私たちがTECHRISEをはじめたのは「今まで機会がなかった人たちに対して、プログラミングを通して(教育や雇用)機会を作っていく」という想いがあったからです。


でも既存のTECHRISEのブートキャンプという形だけだと受講料がハードルとなり、プログラミングによって人生が変わるチャンスを逃してしまう人たちがたくさんいる気がしてきたんです。

もちろん今ブートキャンプが提供しているカリキュラムやサポートは十分に受講料に見合うものだと思うし、生徒の成果は出ている。でも特に可処分所得の限られている一般のネパール人にとって、ブートキャンプはお金がかかるしやっぱり躊躇してしまう。
というのは、エンジニアになることを志望してそれなりにエンジニアとしてお金を稼がないと、受講料を払うのは将来的に見合わない投資となるからです
特に今教えているRuby on Railsは国内ではあまり人気がないため、なおさらお金をかけることをためらってしまう。

なら、誰でも気軽に参入できる無料プラットホームを作ろう。
特に自分がプログラミングに向いているかわからない初心者。そしてある程度プログラミングを知っているけど、ちょっと他の言語に挑戦してみたい人たち。

こういう人たちに対して道を作ってあげる。
そして追々はプラスアルファのサービスを作り課金し、そこでサービスを購入したい人たちは購入すればいい。ここからTECHRISEブートキャンプに転がる人も出てくるかもしれない。


からくりとしては既にある豊富で質の高い無料のオンラインリソースをプラットホーム化することです。

独学でプログラミングを学ぼうと思ってもオンライン上にあるリソースはばらばらに散らばっているため、次どのリソースをステップにしていけばいいかがわからない人たちが多い。そこでリソースを個人のプログラミング経験レベル、ゴール、そして学びスタイルに合わせてキュレートし、一本の道筋を提供していく。


このアイディアにFellowsは大興奮。
もろユーザー層であるため、自分たちや周りの友達が使っていくのを簡単に想像できる。賛同してすぐに作ろう!と言ってくれました。

早速開発の準備にとりかかることにしました。

チームメンバーはたけと私を入れて合計7人。ほとんどが8月にブートキャンプに入った初期メンツ+一番最近FellowsになったShishir。

まずはブレインストーミングから。
付箋にアイディアを書き出し、壁(というかなぜか壁に飾っているネパールの地図)に貼ってまとめていく。
やっぱり自分たちがユーザーだからいいアイディアがでてくるでてくる。
いくつか出た例として:

− 将来会社の人事が見れるようなポートフォリオをページを作りたい
− モチベーションアップのためにバッジやポイント制度を導入したい
− ネットが遅くても学べるような工夫をしたい(=長い動画はなし)

− 英語があまりわ流暢でなくても学びやすい工夫をしたい(=音声やGifを使って)

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次はタスクの洗い出し。
いったん洗い出されたところで一番必要な機能を優先的に2週間という区間(スプリント)でできることを整理していく。

この最初のタスク洗い出しミーティングから約3週間。
一つ言えることは、このプロジェクトにおけるみんなのモチベーションレベルがすごい。やっぱり自分たちのサービスということです相当気合いが入っていて、いつも以上に楽しそう。


週末も帰宅後も自分たちでどんどん形作っている。
今回特に意識しようと呼びかけたのはペアプログラミング
毎日誰かしらがペアになって自主的にペアプログラミングを実行している。
ペアより3人でという場合もある。

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おかげでみんな3週間でびっくりするくらいプログラミングが上達している。
間違いなく、以前よりチームプレーを意識してプロジェクトを進めている。

このオリジナルプロダクトとメンバーはこれからどう進化していくのか。
ワクワクが止まりません。
「TECHRISEチーム初のオリジナルプロダクト!アイディア思考〜ローンチまで:その2」でまた報告していきます!



 

超優秀卒業生:TECHRISE Fellowsとは

今回はTECHRISEの卒業生であり、現在TECHRISEでインターンとして働いているFellowsについて紹介していきたいと思います。

 

Fellowsとはブートキャンプから選抜された、努力家でポテンシャルの高い生徒のこと。スキルアップと実務経験のために、Fellowsはインターン生としてTECHRISEのチーム内で仕事をしています。

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犬に噛まれました。無駄に慌てちゃいました。

そういうば先日ついに恐れていた途上国で野良犬に噛まれるっていう経験をしてしまいました。
そんなに大げさな話でもないんですけどね。笑

事件の朝、私はパン屋さんの外ででサンドイッチをパクパク食べていました。
そしたらかわいい野良犬が寄って来たもんなので、パンをちょこっとあげようと思ったんです。そしてら何を思ったのか、小さいパンのかけらを離さずに直接手からあげようとしちゃいました。

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TECHRISE:ネパール初のコーディングブートキャンプ

改めて、篠崎ロビン夏子と申します。

現在TECHRISEという名で ネパールで初のコーディングブートキャンプを彼と運営しています。

ということで、今回はTECHRISEコーディングブートキャンプについてちょっと詳しく書いていきたいと思います。

 

そもそもコーディングブートキャンプとは。

ブートキャンプと言えば、一昔前にはやったビリーズブートキャンプなんかを思い出しますよね。

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引っ越しました!

一週間ぐらい前にオフィス兼家を引っ越しました!

今までは小さいビルの3・4階とキッチン・テラスを借りてやっていましたが、ちょっとしたグレードアップを果たすことができました。

下2階でレストランを運営しているカップルと元々仲良かったこともあり、去年ネパールに行く前から決めていた物件だったんですが、中々問題も多く。。


ベランダが鳩のたまり場でたまに鳩が死んでいたり

下のレストランに水が大量に使われるため水道が止まったり

外のクラクションの音がひどかったり

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